米国や英国のIT担当者の多くは、企業の経営層とセキュリティに関するコミュニケーションをほとんどしていない実態が浮き彫りになった。 セキュリティに関してIT担当者と企業の経営層との間で、ほとんどコミュニケーションが行われていない実態が、米調査機関Ponemon Instituteの調べで明らかになった。IT担当者が経営層に期待していない様子がうかがえるという。 この調査は、米TripwireがPonemon Instituteに委託して実施したもの。米国と英国の企業でIT関連業務やコンプライアンス、リスク管理、監査などに従事する担当者1320人から回答を得た。 それによると、64%はセキュリティリスクについて、経営層の幹部との間で全くコミュニケーションを取らないか、あるいは深刻なセキュリティリスクが発生した時にだけコミュニケーションを取るとした。 47%は、セキュリティリスクとビジネスに関す