借り換え時の「住宅ローン減税」ここに注意金利上昇リスクを嫌気して、住宅ローンを借り換える割合が増えています。しかし、適用条件を無視して借り換えると、「住宅ローン減税」が以後、受けられなくなる恐れがあります。そこで、注意点をまとめてみました。 住宅ローン金利の上昇スピードは、07年9月に入り総じて減速(引き下げ)の様相となりました。ご存じ、サブプライムローン問題が米国、そして世界経済に信用不安を広げたことで、先進主要国を中心とした「利下げムード」が台頭。この影響が日本の金融市場にも及んだことで、利上げを抑圧する一因につながったからです。 しかし、06年3月の「量的緩和政策」解除以降、日本の短期金利は上昇を続けており、1年半前とくらべ短期系の期間選択型住宅ローン(いわゆる「3年固定」など)は1.5%程度の金利上昇を見せています。 その結果、こうした金利タイプのローンを借りている人を中心に、住宅