このブログを読んでくれている方には説明不要だと思いますが、松下電器の創業者・松下幸之助さんの書籍です。 この本が発売されたのは、1968年だそうです。僕がこの本を初めて読んだのは、たしか学生の頃だったと思います。 今回あらためてオーディオブックで聴き返してみると、ビックリしました。 いまの時代でも、グサグサと刺さる言葉がたくさん書かれているんです。 その中でも今日は「辛抱する心」を紹介してみたいと思います。 とても短い文章なので、そのまま引用しておきます。 どんな人がいい人で、どんな人がわるい人か、それは一概にはいえないけれども、国の法を犯す人はもちろんのこと、おたがいによくない人だと思う人びとは、浜の真砂のつきざる如く、昔も今もいっこうになくなりはしない。 万物すべてかくの如し。 真善美を求めるのは、人みなの思いだが、どんなに求めても、美ならざるもの、正ならざるものは、やはりなくなりはし