【北京・浦松丈二】中国外務省の馬朝旭報道局長は14日の定例会見で、劉暁波氏(54)へのノーベル平和賞授賞を支持する日本や欧米諸国などに対して「中国への内政干渉は許さない」と厳しく批判した。 北京の外交関係者によると、中国政府は12月にオスロで開催される平和賞授賞式の代理出席者らに査証(ビザ)を発給しないようノルウェー政府に圧力をかけていく方針とみられる。 中国がノルウェーとの閣僚級交流を停止していることについて、馬局長は「現状で、中国の関係部門がノルウェー政府との協力推進を望まないことは理解できる」と述べ、事実上の対抗措置であることを認めた。 また、劉氏の妻の劉霞さん(49)の授賞式代理出席については「劉暁波は犯罪者だ。彼に平和賞を与えることは中国国内で犯罪を奨励することにほかならず、中国への主権侵害でもある」と断じ、平和賞授賞を主権侵害とみなし、劉霞さんの代理出席も認めない姿勢を鮮