2009/11/3 日本経済新聞 ■住宅ローン 変動型、初の5割突破 金利上昇時にリスク 変動金利で住宅ローンを借りる人が急増している。住宅金融支援機構の全国調査で8月に変動型で借りた人の比率は約55%と初めて5割を突破した。三大メガバンクに限るともっと高く、各行によると8~9割に達している。低い金利が人気の理由だが、将来の金利上昇時に返済負担が予想外に増える恐れもある。 45ポイントの上昇 変動金利ローンは、日銀の政策金利に影響を受ける形で適用金利を原則として半年ごとに見直す商品。一方、固定型は当初から一定期間か、全期間の金利が最初から決まっている。 全国約300人を対象にした住宅機構の調査では、変動型の利用比率は2006年4月の調査開始以来45ポイントも上がった。変動型の金利が今は固定型よりかなり低いためだ。物価下落で日銀の超低金利政策に変更がなさそうと判断し、当面は固定型より金利が低