サラリーマンの1回当たりの昼食代が2012年は510円となり、33年前(1979年)の565円とほぼ同水準の500円台に戻ったことがわかった。92年に746円とピークをつけたが、その後3分の2近くまで減ったことになる。79年開始の「サラリーマンのお小遣い調査」を継承した新生銀行がまとめた、「30年白書」の発表による。 1回当たりの飲み代も12年は2860円で、ピーク時の01年の6160円から半減した。飲みに行く回数は、99年は1カ月6.0回だったのが12年には2.4回まで低下。家飲みが定着してきた。 また、1カ月の小遣い総額は、12年は3万9756円で、ピーク時の90年の7万7725円からこちらも30年前と同水準に戻った。その間に、デフレ継続や大手外食チェーンを中心とする低価格化の追い風は受けつつも、小遣いを削られ続け、外での飲食費を節約するサラリーマンの姿が見て取れる。 00年以降