潜在顧客に向けて「ダイレクト電子メール(メールDM)」を送信。「おっ、面白そう」と興味を持ってクリックしてもらえるか、開封もせずにゴミ箱行きか。分岐のポイントはどこにあるのでしょうか。今回は「実験計画法を用いたメールDMのレスポンス向上のための分析」について考えてみます。 今回のポイントとなるのは、「メールのクリックに影響する要因をいくつも設定すると、その組み合わせのアイデアの数が増えてしまう。その問題をいかに解決するか」です。そこで今回は、数学的なテクニックである「直交計画」を使って組み合わせ数を減らし、その減らしたアイデア(プロファイル)を実験調査して、分析していきます。 この方法を用いる第一のメリットは、数少ないアイデアを評価するだけで、考えられる全てのアイデアについても評価できるようになることです。第二に、最も効果が出ると予想されるアイデアを導き出せます。第三に、アイデアに含まれる