ヤフー子会社のGYAOは8月3日、漫画家・赤松健さんが代表を務めるJコミの「絶版マンガ図書館」を引き継ぎ、絶版漫画を中心にWebで無料配信する「マンガ図書館Z」をオープンした。赤松さんは取締役会長として引き続き中心的に運営に関わり、海賊版撲滅に向け「これからが本番」と意気込む。 「マンガ図書館Z」は、「絶版マンガ図書館」をリニューアルし、GYAOと赤松さんが6月に設立した新会社「株式会社Jコミックテラス」が運営する形でスタート。旧サービスと同様に、絶版になった作品や単行本の刊行がストップした作品など、出版社が取り扱わない漫画作品を電子化し、広告付きで無料配信し、広告収入の100%を作家に還元する。漫画家の新たな収入源を目指すとともに、海賊版撲滅にも貢献したいという。 リニューアルに際してビューワーを刷新。吹き出し内のせりふを認識し、51カ国語に自動翻訳する機能を搭載した。赤松さんは「漫画家