ブックマーク / zenn.dev/hiromichinomata (2)

  • ソフトウェアのバグはコードそのものよりも組織構造から生じることが多い

    テックリードは組織を忘れられるか 人月の神話にも組織構造とバグの話がある ソフトウェア開発においてバグなく安定したシステムを作るのは永遠の課題です。バグを防ぐためにコードレビューをしますし、テストコードを書き、モンキーテストやドッグフーディングをすることもあるでしょう。 しかし、しばしば働いている人や組織トポロジーは無視されがちな印象です。Fred Brooksは人月の神話の中で、ソフトウェアシステムにおいて日程の遅延や不具合は異なるチームのミスコミュニケーションから生じることが多いと語っています。離職率が高い組織で知見が共有されずにバグが出たり、隣の部署は役所、チームの境界設計があまく全ての人員が全てに精通している前提の認知負荷の高い組織の話はよく聞く話のように思います。 Microsoft Researchがこういった話を統計的に精査した論文、「The Influence of Org

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  • チーム分割の独自ガイドライン

    独断と偏見の塊 前口上 ソフトウェアプロダクトをより成長させるために開発者の人数を増やす場合、とあるタイミングでチーム構成の再編が必要になります。やっていることの幅や深さの複雑度が上がると会議やレビューをする上で、ノイズだったり、キャッチアップの量が増えたりで生産性が落ちてしまうためです。 ベロシティーを最大化して開発するためにはどういう構成をとると良いでしょうか。 ダンバー数: 大枠から捉える ソフトウェア開発に限らず、組織運営をする上でダンバー数が一つの指標としてよくあげられます。人類学者、進化生物学者のロビン・ダンバーが提唱した概念で、安定した関係を築ける人数の上限で150人(100〜200人)がよく指標として上げられます。 人間の脳の認知能力には限界があるとして、狩猟採集社会での集団形成を分析したものです。軍隊の構成を決める上でも参考にされていると聞きます。 ダンバーが提唱したもの

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