【ニューヨーク=春日芳晃】国連は6日、中東・ゴラン高原でイスラエルとシリアの停戦を監視する国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)の隊員20人が、約30人の武装集団に拘束されたと発表した。詳細については現在調査中として、明らかにしていない。 国連報道担当者によると、20人は通常の供給活動に従事していたといい、シリア内戦の戦闘地の近くで拘束されたとみられるという。日本政府は1996年からUNDOFに自衛隊を派遣していたが、シリア内戦激化で自衛隊員の安全が確保できないと判断し、昨年12月に撤収を決めた。 関連記事イスラエル空爆の科学施設? シリア政府系テレビが放映(2/3)ゴラン高原PKO隊員が帰国 情勢悪化を理由に撤収(12/31)蜷川演劇、中東の共存願う イスラエル公演開幕(12/30)ゴラン停戦監視、活動延長 安保理「地域安定に不可欠」(12/21)新ミサイル防衛システム、イスラエルが実験