イータスは、「人とくるまのテクノロジー展2016」(2016年5月25~27日、パシフィコ横浜)において、制御システムのモデルベース開発で課題となっている複雑化が進むモデル構造を再設計する手法とその補助ツール「SCODE/Constraint Graph」を紹介した。 現在、エンジンやトランスミッションをはじめ自動車の制御システムの開発にはモデルベース開発が広く利用されている。現場での利用が広がる一方で課題になっているのが、システム要求の高度化や複雑化、多様化によって、モデル構造の複雑化が進んでいることだ。例えば、当初設計した制御システムに、新たな仕様追加に併せてモデルやフローを加えて行くと、テキストベースのプログラミングと同様にモデルベース開発でも“スパゲッティ化”してしまう。こういった形で、当初はある程度整理されていたモデル構造の中で、制御フローとデータフローが混在した状態になっていく