PC遠隔操作事件の第20回公判が11月27日、東京地裁で開かれ、公判後、佐藤博史弁護士らによる記者会見が司法記者クラブで行われた。今回の公判で、弁護側による弁論、片山祐輔被告の意見陳述は終了し、来年2015年2月4日に判決が言い渡されることとなった。 佐藤弁護士は、公判の内容を説明するとともに、検察の見解や警察の捜査に疑問を呈し、刑事司法が抱える問題点を明らかにした。 内容 当日の期日(弁論)の内容について 日時 2014年11月27日(木) 15:00~ 場所 司法記者クラブ(東京都千代田区) ※以下、発言要旨を掲載します 佐藤弁護士、検察による再犯加重の見解を疑問視 佐藤博史弁護士(以下、佐藤・敬称略)「本件の中で一件だけ、JAL事件は、ハイジャック防止法が適用されています。ハイジャック防止法は、法定刑が4条ですけれども、1年以上10年以下の懲役ということになっておりまして、処断刑とい