大阪地裁の裁判員裁判で男性被告(47)が有罪とされた強制わいせつ致傷事件をめぐり、大阪府警東成署が事件直前の目撃証言を捏造(ねつぞう)して、捜査報告書に記載した疑いがあるとして、弁護側が証拠隠滅罪などでの刑事告発を検討していることが5日、分かった。 被告は平成21年8月、神戸市内のホテルで、取引先の女性にわいせつな行為をしたとして起訴された。1審大阪地裁判決は懲役4年を言い渡し、被告側が控訴した。 弁護側によると、捜査報告書は被告が逮捕された1週間後の21年10月22日付で、東成署の当時の巡査部長が作成。事件直前にスナックにいた被告と被害女性について、女性経営者が「被告は高圧的に説教していた」「被害女性は沈痛な面持ちで、いわれるがままの状態だった」と証言したことになっていたという。 しかし、弁護人が1審公判前に女性経営者に改めて確認したところ「普通の様子で、楽しんでいるようにも見えた。警察
特別公務員暴行陵虐罪などで有罪が確定した元長崎県警警部補(58)が「自白を強要された」と自分を取り調べた警察官らを告訴したのを、長崎地検が不起訴にしたことについて、長崎検察審査会が「不起訴不当」の議決をしたことがわかった。 議決は18日付。議決書で「関係者の事情聴取がなされず捜査が不十分」と指摘した。 元警部補は県警在職中の2006年、事情聴取をした人に短銃を突きつけて自白を迫ったとして逮捕、起訴された。特別公務員暴行陵虐や銃刀法違反の罪で懲役3年執行猶予5年の有罪判決が確定している。 元警部補は、長崎県警に逮捕後の取り調べで、身体を拘束されたり暴言を浴びたりして自白を強要されたと主張し、昨年9月、取り調べた警察官を特別公務員暴行陵虐の疑いで告訴した。これに対し、長崎地検は12月、「嫌疑なし」と不起訴にしていた。 今回の議決に、長崎地検の井上昭宏次席検事は「直ちに再捜査したい」と話
大阪市住吉区で2004年2月、当時の大阪地裁所長が襲われた強盗致傷事件で、無罪判決が確定するなどした当時29〜13歳の元少年ら5人が国や大阪府、大阪市に計約6800万円の支払いを求めた国家賠償請求訴訟の判決が20日、大阪地裁であった。吉田徹裁判長は「警察官による暴行や不当な誘導など違法な取り調べがあった」と判断し、府警を所管する府に計約1523万円の賠償を命じた。国と児童相談所がある市への請求は棄却した。 5人は04年2月16日午後8時半ごろ、住吉区帝塚山西1丁目の路上で、帰宅していた地裁所長(68)を襲って腰骨骨折の重傷を負わせて約6万3千円を奪ったとして、それぞれ逮捕、起訴、家裁送致されるなどした。 府警などの調べに対し、当時29歳と同26歳の男性は一貫して否認し、当初は襲撃を認めた他の3人もその後否認。当時14歳の元少年について、大阪家裁が刑事裁判の無罪にあたる不処分とした決定を
「使命感で現場が奮い立った」羽田の飛行機炎上、ヒーローはJALだけじゃない JR、ANA、スカイマーク…ライバルが交通インフラを支えていた
神奈川県警厚木署で、夜間の当直中に事件受理が10件を超えた場合、約50人の当直者全員に少年補導や交通取り締まりといった「残業」を強制していたことがわかった。同署関係者からは「管内の治安が良くなっているようにみせるため、積極的には受理するなと言っているに等しい」との声が上がっている。 事件を受理した「認知件数」は治安のバロメーターとされ、県警は「前年比減」を目標に掲げている。地域の事件が減るよう努力しようという趣旨だが、同署関係者は「発生したことは仕方がないのに、受理数に目標とペナルティーを課すのはそもそもおかしい」と批判。清水岩雄署長は「結果的に不正につながる可能性も否定できない。見直しを検討したい」としている。 清水署長の説明や関係者によると、「残業」は同署長の指示で今年4月ごろに始まった。午後5時15分〜翌日午前8時半の当直時間中も暴行、窃盗、ひったくり……と様々な被害の連絡がある
取り調べの際に相手を脅す暴言があったとして、大阪地検特捜部が、大阪府警東署刑事課の警部補(34)を脅迫罪で立件する方針を固めたことが13日、検察関係者らへの取材でわかった。 取り調べ時の捜査員の暴言が立件されるのは極めて異例。大阪府内在住の会社員の男性(35)が今年10月、警部補と同僚の巡査部長(32)を特別公務員暴行陵虐などの容疑で特捜部に告訴していた。 男性の弁護士らによると、遺失物横領容疑を持たれた男性は9月3日、警部補らから東署へ任意同行を求められた。男性は持ち込んだICレコーダーで、取り調べ中のやり取りを約3時間半にわたって録音。録音内容によると、警部補らは、「殴るぞお前」「お前の人生むちゃくちゃにしたる」などと発言した。
市川海老蔵(33)の顔面殴打事件で、海老蔵を殴ったとされる杉並区在住の26歳の男「I」の逮捕が遅れ、事件が長期化しつつある。捜査にあたる警視庁の遅い対応に「なぜ?」と批判する声もあるが、背景を探ってみると「警察側にもそれなりの理由がある」(捜査関係者)ようだ。(夕刊フジ) 海老蔵が全治6週間のけがを負った事件は発生から12日が経過。警視庁は29日に逮捕状をとったが有効期限は原則7日間であるため、更新請求をしたものとみられる。 事件は長期化の様相を見せ始めているが、いまだIの行方は不明のままだ。だが、疑問なのはこれほど、世間の耳目を集める事件の割に警察の逮捕が遅いこと。海老蔵自身からも事情聴取で、「早く犯人を逮捕してほしい」とのリクエストが出たというが、事情を知るIの関係者は「警察側にも理由があるようです」と明かす。 「警視庁は、海老蔵に殴られたとされる29歳の男性と、Iに近い関係者と接触し
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