北海道警旭川中央署は5日、連続強姦事件で起訴された元旭川地裁事務官小林稔被告(25)=懲戒免職=が在職中、強姦事件の裁判記録を大量にコピーし持ち出したとして、窃盗容疑で追送検した。 追送検容疑は、2008年11月〜10年1月、地裁での宿直勤務中に合鍵を使って記録を保管していた部屋に侵入。強姦や強制わいせつなど十数件の事件の供述調書や捜査報告書など約600枚をコピーし、自宅に持ち帰り盗んだ疑い。 旭川中央署によると、小林被告は「性的に興奮するためだった」と供述しているという。 旭川地裁は「捜査中の事案なのでコメントは差し控える」としている。