ベンゼン、基準の100倍=シアン、ヒ素も検出-豊洲地下水調査・都 豊洲市場の土壌汚染対策を審議する専門家会議であいさつする平田健正座長=19日午後、東京都中央区 東京都の豊洲市場(江東区)の地下水再調査結果が19日午後、土壌汚染対策の専門家会議(座長・平田健正放送大学和歌山学習センター所長)に報告された。環境基準の最大100倍に上る有害物質のベンゼンを検出。加えて、検出されないことが基準のシアンが出たほか、基準を上回るヒ素も検出された。 〔写真特集〕豊洲市場の土壌問題 調査結果は、小池百合子知事による築地市場(中央区)からの移転可否判断にも大きな影響を与えそうだ。 豊洲市場では2014年から2年間、地下水調査を実施。昨年11月下旬~12月上旬に行った9回目の調査で有害物質の数値が跳ね上がったため、都は「暫定値」として公表。専門家会議の決定に基づき、四つの機関による再調査が1月下旬~3月