JR東海は10日、東海道新幹線の新型車両「N700S」の試験車両を同社浜松工場(浜松市)で報道機関向けに公開した。走行試験を経て、2020年度に導入される。 N700Sは先頭車の角張った形状が特徴。車体側面のロゴに描いた金色の「S」には、「最高の(Supreme)新幹線車両」の意味を込めた。 全席にコンセントを配備し、座席の座り心地も改善した。駅到着時に荷棚の照明が明るくなり、忘れ物に注意を促す。トイレの面積も10~20%広くなった。 モーターを70キロ軽くするなど、駆動システムは16両編成で11トン軽量化した。床下機器の小型化で、8両や12両など自由な編成が可能になり、海外などへも売り込む。 走行試験はまず夜間に始め…