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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (5)

  • 人間のための指標 - Chikirinの日記

    昨年の年末、12月30日に鳩山首相は「友愛精神に基づいた“人間のための経済”が日の新しい成長を作る」と話されました。 にも関わらず、その後に“次の10年でGDPを180兆円増やす”みたいな話がでてきたため、ちきりんは今年1月3日のエントリにて、「友愛精神に基づいた人間のための経済」とかいいつつ、目標値をGDPという基準でたてるのは変じゃない?と書きました。 まるで母親から「あなたには友達にやさしい人になってほしいわ。じゃあ、3年後の目標は偏差値70にしましょう!」と言われてるようなもの、とも揶揄しました。 では、「人間のための経済」では、GDP以外のどんな“成功をはかる指標”を掲げるべきか。今日はそれを考えてみたいと思います。 ちきりんが考える指標の候補は・・ 1.年間自殺者数を現在の3万人から1万人未満に下げる。 世界の自殺率ランキングを見てみてください。日より自殺率が高いのは、元共

    人間のための指標 - Chikirinの日記
  • 貧困問題その2 - Chikirinの日記

    今回は「日における絶対的貧困の定義」について考えてみます。 世界的には「その日のべ物の入手に苦労する生活レベル」を絶対的貧困といいます。 つまり、「今日は、今日のべ物を得るための人生である」という、文字通り「生きるために生きている」状態を絶対的貧困というわけです。 他に「一日を一ドル以下で生きる人」という基準もありますが、絶対的貧困の人達が住む国の多くでは貨幣経済が機能してないので、こっちの定義は先進国の人が机上で作った匂いがします。 前回のエントリでも書いたように、ちきりんとしては「日における、ローカル基準としての、絶対的貧困基準」を考える必要がある思っています。 別の言い方をすれば、上記の世界基準を日に当てはめて「貧困問題は日には存在しない」という意見には賛成できないってことです。 では、「日におけるローカルの絶対貧困基準レベル」はどう定義すればよいのでしょう。 ★★★

    貧困問題その2 - Chikirinの日記
  • ありゃりゃ、日本人どんどん貧乏に - Chikirinの日記

    国民生活基礎調査*1を見てたら、「日人がどんどん貧乏になってまっせ」というデータが載ってたのでグラフにしてみました。 下記は世帯主年齢別の平均所得です。単位は万円。赤い線は平成6年の所得(7年の調査)で、青い線は平成19年の所得(20年の調査)です。間隔は13年ですね。*2過去13年で年代別の所得がどう変わったか。 うーん、ずいぶん下がってるんですね、私たちの所得・・ 思ったことはふたつ。ひとつは「全年代で下がってるんだな〜」ってこと。 ふたつめは「やっぱりちゃんと、中高年の所得が“より”下がってんじゃん」ってこと。 世の中ではよく「中高年もらいすぎ論」が言われてますが、ちゃんとその修正が進みつつあるのね。てか20代とかそもそも貧乏すぎて、これ以上は下げられなかったのかもしれませんが。 50代なんて平成6年には世帯収入平均で900万円近かったのに、150万も下がってます。50代と言えば子

    ありゃりゃ、日本人どんどん貧乏に - Chikirinの日記
    hirorinrin
    hirorinrin 2009/07/31
    この話を意識して30年先を見ていたほうが、幸せになれそう。
  • 「地球の歩き方ブランド」の力 - Chikirinの日記

    「地球の歩き方」という海外旅行ガイドブック。今は一般旅行者向けにも有用なですが、1979年に発行されてから当初の10年程度は“バックパッカーのバイブル”でした。 たしか表紙に「一日10ドル以内で旅する人のためのガイドブック」と書いてあったような記憶があります。 日円が圧倒的に強くなったのは1985年9月のプラザ合意からです。それまで一ドル240円程度だった円の価値は、この合意からの2年間で1ドル120円と価値が倍になりました。 これにより普通の人にとっても海外旅行は一気に身近なものとなり、「地球の歩き方」も急速に成長しました。 自分も昔はよく利用したこのガイドブックについて、ちきりんは“複雑な思い”があります。なので今日は「地球の歩き方の功罪」について書いてみます。 功の部分は明確で、下記の2点です。 功(1) 自分で手配する個人旅行のスタイルを推奨し、普及させたこと。 功(2) 実際

    「地球の歩き方ブランド」の力 - Chikirinの日記
    hirorinrin
    hirorinrin 2009/07/10
    同意です。ホットペッパーなど無料情報誌をありがたがって使うのも根っこは似ていますよねえ。
  • 「3つの偽り」 by堺屋太一氏 - Chikirinの日記

    リーマン破綻による金融混乱が続き、今年 1-3月のGDPは(年率換算で)マイナス 15%にもなるらしい。これでひとつ思い出した記事があるので、それについて書いておきます。 旅行中に読んだ週刊現代のGW合併号に堺屋太一氏が書いた記事です。 関西出身、元通産官僚で作家、“団塊世代”の名付け親でもある堺屋氏は、ちきりんの尊敬&信頼する洞察家のひとり。今回の記事も“なるほど”ってことでちょっと感心しました。 今日の発表とも絡みますが、IMFが発表している今年の先進国成長率予想“米国はマイナス 2.6% ,日がマイナス 6.2% ”という数字をあげ、 「なぜ日経済だけがこれほどの惨状に陥ってしまったのでしょうか」と問いかけ、その答えとして、「直接の原因は輸出の落ち込みですが、その背景にあるのは、官僚による「3つの偽り」の弊害です。」と指摘しています。 「3つの偽り」とは? 1.「偽りの自由化」

    「3つの偽り」 by堺屋太一氏 - Chikirinの日記
    hirorinrin
    hirorinrin 2009/05/20
    堺屋さんの話もすごいけど、Chikirinさんの話も、ぼく(ら)の励みになっています。
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