不動産投資にはいろいろな流派や派閥みたいなものがあり、ときどき喧嘩が始まるけれど身銭を切って勝負するのだから好き好きにしたらいいと思うし、ぼくは根っこが商人なので、むしろ自分と異なるスタンスや価値観の人がいた方が、流動性や収益機会が生まれると思っている。 不動産は誰かが売りたいと思ったものを買うしかないし、誰かが欲しいと思ってくれないと売れないのだ。 売主が不要だと思って手放したものを、自分だけはお宝だと思って可愛がったり。もう自分がいらないものを、また新たな買主が喜んで手にしてくれる。プレイヤーごとに視点や価値観の違いがあり、そこに隔たりがあればあるほど取引は面白くなるし、うまく橋渡しできればそれが大きな利益となる。 たとえば中古アパートを探している時。みんな利回りや築年ばかり見てはいないだろうか。アパートというのは利回り相場で取引されるので…たとえば視点を変えてハウスメーカーが横着して