インターネットの普及で、映画や音楽、書籍などエンタテイメントを楽しむコストは2000年代に入り急激に低下している。月単位・年単位で定額支払いすると大量の作品を自由に楽しめる定額利用放題のサービスがトレンドを牽引している。映画・ドラマのNetflix、音楽のSpotify、書籍のAmazon Unlimitedなどが代表だ。 今度はこれがライブエンターテイメントに広がるかもしれない。米国で映画の定額鑑賞サービスを提供するMoviePassが2017年8月15日に発表した大胆な価格改定が、米国の映画業界に大きな波紋を投げかけている。 MoviePassの新たな料金プランでは、毎月9.95ドルを支払うと毎日1本、映画を観ることが可能になる。これまでの月額40ドルから50ドルの価格をいっきに1/4以下に引き下げた。 3D映画、IMAXは含まれず2Dのみであるが、鑑賞する時間、作品や劇場に制限はない