Wii Sportsのボクシングでリアルファイトに突入する子供たちをみて、ゲーセンに入り浸ってストⅡ'の対戦ばっかりしていた時のことを思い出した。 当時、淵野辺のゲームセンター「パレス」には、メガネをかけたガイル使い、通称「メガネ」がいた。たとえソニックブームが当たっても攻めに来ないような、徹底した待ちガイル。サマーで迎撃したときだけ、正確無比な投げハメをしかけてくる。勝つたびにクイっとメガネをあげる癖を良く覚えている。認めたくなかったが、メガネは強く、なかなか勝てなかった。 ある日ゲーセンに着くと、メガネが、土木作業服のヤンキーと対戦していた。メガネは、ヤンキーが操作するリュウに勝ちまくっていた。コンテニュー数を表すスコアの下2ケタは30を超えていて、ヤンキー側のコンパネにはピラミッドのように50円玉が積み重なっていた。 ヤンキーは明らかにイラついていて、負けるたびにコンパネを叩き、台を