と、たったこんだけで、実に簡単な方針だ。 この方針はCDROMのいい所だけを見せて、悪い所は見せないためのものだけど、実際に作るうえで、特に重視していたのがオープニングだった。 バカ高いCDROM(全部合わせて当時の物価で85000円だ)を買ってよかったと思ってもらうためには、オープニングで何がなんでも心をつかむ必要がある。 ハリウッドの格言にあるという「火事で始めて、地震へもってけ」というヤツだ。 (この格言をどこで覚えたのか、未だ思い出せないのだけど…そもそもハリウッドなのかも不明である) 実際にどうするかも決めていて、オープニングでド派手なCD音源の曲が鳴って、スペクタクルな感じのイースのデモが始まって、ナレーションがかぶされば、当時のゲームマシンと比較して、CDROMの持っている絶対的な武器、具体的にはCDオーディオ・使い捨てできる容量・音声が全部出ることになる。 これが、ユーザー