書籍や映像、音楽から東日本大震災の被災地のデータまでデジタル化して保存・活用する「デジタルアーカイブ」を国レベルで構築するよう求める声が広がっている。海外の巨大なアーカイブに対抗して日本の情報発信を強化することなどを狙い、超党派の国会議員による法整備の動きも始まった。 インターネット上に世界中の書籍を網羅した図書館を構築しようとするグーグル。欧州連合(EU)加盟国の研究機関などが参加して3千万点を超えるデータを有する「ヨーロピアナ」。世界中で巨大なデジタルアーカイブが構築中だ。 日本も、国立国会図書館が所蔵資料をデジタル化し、官民のアーカイブとの連携を進めてはいる。ただ、国会図書館がデジタル化して利用できる資料は、1月時点で246万点あまり。そのうちインターネットで公開しているのは48万点しかない。遅れの原因としては、①資料の保存・管理の専門家(アーキビスト)や、デジタル化事業予算が不足し
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