2008年秋以降2009年春にかけて、AVアンプ界に訪れた風潮をひとことで表すとすれば、ドルビーTrue HDやDTS HD MA(マスターオーディオ)といったHDオーディオの普及時代といえるだろう。そもそもBlu-ray Disc(以下、BD)は、非圧縮音声であるリニアPCMを5.1チャンネルで収録できることから音の良さについては高い認知度を得ていたが、膨大なデータ容量を必要とするリニアPCM5.1チャンネルが主流になることはなく、以前から本命と目されていたロスレス圧縮のHDオーディオが台頭。機器側に実装されはじめたのと同時に、ハリウッド映画などのメジャータイトルがHDオーディオを積極的に採用し、そのシナジー効果でHDオーディオ対応はAVアンプの必須条件になった。 2008年初旬の段階で、HDオーディオのビットストリームを伝送できるHDMI1.3aを採用したモデルはトップエンドから上級ク
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