IEEE浮動小数点数における演算では、丸め誤差が不可避です。特に、複数回の演算を繰り返すと丸め誤差が積もっていき、正確な値と大きく離れた答えを得てしまうことがあります。しかし、次の演算については、(数学的に)正確な値を求めた後、一回だけの丸めが発生することが、IEEE標準で規定されています。 四則演算 積和演算 Fused multiply add (FMA) 平方根演算(正の平方根を求める*1) 浮動小数点数演算のできるCPUであれば、普通、四則演算や積和演算を行う命令を持っています。 しかし、平方根を正確に計算する命令を持たない命令セットも存在します。 そのような場合、平方根関数はライブラリ実装となるわけですが、どのように実装すれば要求を満たせるのでしょうか? C++のstd::sqrtは正確に計算しているのか? 結論 しています。 標準の丸めモード、つまり最近接丸め(ぴったり半分なら