親がやりがちなミス 十分悩みましょうよ 子どもにばんばん相談を 新型コロナウイルスで休校がさらに延長される判断も相次ぎ、多くの子どもや親が振り回されるなか、不安定な社会にどう向き合えばいいのでしょうか。絵本作家の五味太郎さん(74)に聞くと、これは、むしろ「学校化社会」を問い直すきっかけになる、と言います。五味さんの話の後編は「お風呂が熱い」と言う子どもに我慢させるか否かという比喩から展開していきました。子育て、そして仕事に、「不自由が前提」と話す五味さんのヒントが満載です。 熱いお風呂、なぜがまん? ーー新型コロナウイルスによって、学校が一斉休校になり、これまで「当たり前」だったことが崩れています。でも、そのコロナ前の「当たり前」の社会が、子どもにとって良い社会だったのかと、五味さんは問いかけています。五味さんの娘さん2人は、途中から学校に行かない選択をされていますね。 学校に行きたくな
新型コロナウイルスで社会も大人も「不安定」が渦巻く今、子どもたちにメッセージを届けたいと思って、絵本作家の五味太郎さん(74)にたずねたら、「そもそも、コロナ前は居心地がよかった?」と逆質問されました。400冊以上の絵本を出して世界で愛されている五味さんは、子どもを対等に見て、愛を込めて「ガキ」と呼びます。「ガキたち、これはチャンスだぞ」。子どもも大人も一緒に「不安定」との向き合い方を考える、五味さんのメッセージを2回に分けてお届けします。 いきなり逆質問から・・・ ーー今日は、新型コロナで大人がずっと不安定でギスギスしたりオドオドしたりで、子どもも居心地が悪いなか、子どもたちに直接何か届けられないかと思い、うかがいました。 はい、一緒に考えましょう。それで、まず聞くけど、逆にその前は安定してた? コロナ禍じゃなかったときは、居心地がよかった? ーーぎくっ。 そうでしょ。普段から感じてる不
日本の印刷・出版は、19世紀の後半に大きな変革の時期を迎えた。活版・銅版・石版といった印刷技術が登場し、その技術が新聞・雑誌といった新たなメディアを可能にし、新たなメディアの登場に合わせて出版のシステムや法律も大きく変わった。そして印刷物のパッケージとしての書物も、19世紀前半までの和本を中心とした製本様式から、それ以後現代まで続く洋装本を中心とした製本様式へと大きく転換した。文字通り「書物の転形期」である。 この外形も構造もあまりに異なる二つの製本様式間の移行には、複雑な力学がはたらいていた。そこでは、技術者の水準や在来技術とのすり合わせ、製本材の入手難度と代用素材、製作におけるコストなどといった技術的要因と、書物の用途やイメージに関わる文化的要因が複雑にからみあい、書物というメディアの転換期に固有の様式を形作っていたのである。過渡期の多様な製本技術とそれによって生み出された書物の様式は
(2020年8月追記)「わたしたちがブックストア」は、サービスを終了させていただきました。以下はサービス開始時の記事です。 移転したばかりの下北沢「本屋B&B」は、新型コロナウィルス感染拡大に伴う外出自粛要請に対応して、2020年4月4日(土)と5日(日)を臨時休業しました。 4日(土)には、オンラインストアを立ち上げ、主としてデジタルデータを売ることにしました。 本日6日(月)から、平日がはじまります。少なくとも昨夜の時点では、平日の日中だけでもオープンするという選択肢も、ゼロではありませんでした。 ですが、中心となるスタッフで議論した結果、「本屋B&B」は6日(月)~12日(日)まで、休業を続けることにしました。 とてもありがたいことに、オンラインストアにはたくさんの反響をいただいています。さっそく新しい作品を販売できるように準備中ですので、どうかご期待ください。 ですが同時に、この状
大阪府豊中市の「とよなか国際交流協会」で働く三木幸美さん(28)は、8歳まで「無国籍児」として育った。フィリピンと日本の二つのルーツをもつ。外国にルーツのある子どもたちの中には現在も戸籍や国籍のない子どもが一定数いるといわれるが、正確な数は把握されていない。「ケーススタディーとして私を知っておいてほしい」。取材を通じて、三木さん自身も知らなかった事実も明らかになった。(ノンフィクションライター・藤井誠二/Yahoo!ニュース 特集編集部) 阪急宝塚線豊中駅に直結したビルのワンフロア。鏡張りのレッスン室で、7、8人の女の子たちがダンスの練習をしていた。教えているのは三木幸美さん。「もっと腕を振って!」「動きを大きくね!」。声をはり、ゆっくりと話す。日本語に不慣れな子どもがいるためだ。女の子たちはフィリピンや中国、韓国など、外国にルーツをもつ。在日4世、5世もいれば、ニューカマー(1970〜8
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