楽天は11月9日、2010年12月期第3四半期(1月〜9月累積)決算を発表した。売上高は前年同期比16.4%増の2525億5600万円、営業利益は同14.5%増の442億200万円、経常利益は同15.4%増の431億1500万円、純利益は繰り延べ税金資産の取り崩しで法人税等の調整額が増えたため、同44.2%減の264億5900万円となった。EC事業、ポータル・メディア事業、トラベル事業ともに高成長を果たした。売上高、営業利益、経常利益では、第3四半期の決算としては過去最高益となる。 セグメント別に見ると、EC事業では、楽天市場のユニーク購入者数が前期比5万人増の919万人となった一方、注文件数や1回あたりの購入金額、1人あたりの購入総額などは前期比で微減となった。「暑さのために冬物商材の売れ行きが出遅れたほか、前年同期に合った新型インフルエンザの特需効果がなかった」(楽天代表取締役会長兼社