海外のサイトを訪問すると、机の上のパソコンが海の向こうのホストとコミュニケーションをはじめる。何気ないマウスのクリックで、無数のパケットが大洋を往来する。そんなパケットを運ぶのが、数千メートルの海底に横たわる1本の海底ケーブルである。10月のインフラ探検隊は、インターネットを支える縁の下の、いや海の底の力持ち、海底ケーブルの世界に迫ってみたい。 国際回線といえば、かつては国内唯一のキャリアだったのが、現在のKDDIの前身である国際電信電話株式会社。とりあえずここにいけばまちがいないだろうということで、新宿のKDDIビルにおじゃまし、ネットワーク技術本部、海底線部ケーブル計画グループの宇佐美稔氏と小野宏二氏に、海底ケーブルに関するいろいろなお話をお伺いした。お忙しい中、貴重な時間を割いて下さった両氏ならびに、セッティングにご尽力頂いた広報部、企画・報道グループの北山文義氏には、この場を借りて
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