先日、クラブチッタ川崎で行われた「鬱フェス2023」に参加した。神聖かまってちゃん、上坂すみれさん、ベッド・インその他多数のアーティストと共演した。 「鬱フェス」は、バンド・アーバンギャルドが主催している音楽フェスティバルだ。「病気のみなさんこんにちは」というキャッチコピー。さわやかな夏の野外フェスには向かないような、サブカル色が濃いというか、マニアックでコケティッシュなメンツを集めて開催されている。今年で10回目となる。 ※10月上旬に書籍化決定 続きは書籍でお読みください

<アメリカの舵取りはかつてなく難しくなっている。就任したばかりのバイデンの前に立ちはだかるトランプの残した「最後っ屁」の数々をパックンが解説> かわいそうな大統領! 「ガリガリの相撲取り」や「地味なおばはん」のように、矛盾していそうで、あまり聞かない表現だね。ましてや就任したてのアメリカの新大統領に対しては使いそうにない。でも、今回は大声で言ってもいいだろう。間違いなくジョー・バイデンはかわいそうな大統領だ。 新型コロナ、不景気、財政難、気候変動、イラン、中国、北朝鮮......。国家的な危機が山積みとなっている。どの問題への対応も急務だし、どれも政府と国民が一丸となり、同じ方向に向かないと進めないものばかり。でも、これほどアメリカ人が「一丸」からほど遠い状態は記憶にない。3億3千万人いるアメリカ人は3憶3千万方向に向いている気がする。 それは言い過ぎだとしても、バイデンと反対方向に向いて
はじめに 私はノーテンキな進歩主義者です。人類は少しずつ、一進一退を繰り返しながらも精神面で進歩し続けていると固く信じています。その根拠の一つは、街中で歩きたばこや立小便や痰吐きなどの下品な行為を見かけることが減った、というような日常の些細な感覚です。そして最大の根拠は、「命が大事にされるようになったこと」です。具体的に数値で見ると、日本における殺人事件は減り続けています。 参考:平成12年版 警察白書 平成29年版 犯罪白書 日本人は長い年月を経て、命を大事にするようになりました。言い換えれば、昔の日本人は命を大事にしない蛮族であったということです。平然と殺し合いをしていました。歴史家の言葉を引用します。 光源氏が王朝時代の貴公子の理想像であることについて、これまでのところ、その優れた容姿や豊かな才能などが取り沙汰されるのが普通であった。だが、実のところは、理不尽な暴力事件を起こさないと
【履正社高 8−2 九州学院高】 やらなくてもいい1点だった。 6回表、履正社高の守り。1死満塁から九州学院高・大塚尚仁の打球はライナーでレフト前に飛んだ。ヒットかと思われたが、これをレフトの大西晃平が好捕。捕球した勢いのまま二塁ベースへ駆け込み、飛び出していた二塁走者をアウトにした。 ダブルプレーでスリーアウトチェンジ――。 ピンチを脱した喜びで、一目散にベンチに向かって走る履正社高ナイン。ところが、スコアボードには九州学院高に1点が追加された。 大西がライナーをつかんでから二塁ベースを踏むまでの間に、三塁走者が先に本塁を踏んでいた。この場合、たとえタッチアップをしていなくても、得点は認められる。これを防ぐには、大西が二塁ではなく、三塁でスリーアウト目を取らなければならない。 二塁、または一塁でアウトにした場合は、スリーアウトとなった後、改めて三塁にボールを送り、審判にアピー
冒頭のイラストは、年賀の挨拶を兼ねている。さよう、賀詞兼任コラム。二兎を追う形だ。 ご存知の方もあるだろうが、私は虚礼廃止の建前を貫徹すべく、この十年来、郵便局経由のリアルな年賀状を廃絶している。 そのくせ、生来の小心ゆえ、返事を書かずにいることに毎年心を痛めている。今年は「年賀状の返事を書かない件についてのお詫びのハガキ」を投函しようとさえ考えたほどだ。最後まで迷った。うむ、本末転倒。 ん? 不義理を気に病むぐらいなら、変な意地を張るのはやめたらどうだ、と? お言葉痛み入る。私は素直に年賀状を書くべきなのかもしれない。 でも、それができないのが偏屈者の宿命で、素直になったら今度はコラムが書けなくなる。ダブルバインド。因果な稼業だ。 イラストのもうひとつの意味は、お察しの通り、麻木スキャンダルだ。いさぎよくなき二兎なるウサギ。具体的に申せば、麻木久仁子さんと大桃美代子さんおよび山路徹氏(以
日本野球界に外国人監督はなぜか根付かない。'05年にバレンタイン、 '06年にはヒルマンが日本シリーズを勝ち取ったが、その勢いは長続き しなかった。彼らは「日いづる国」で 何に悩み、何を感じたのだろうか。 そして外国人監督はもはや必要ないのだろうか―― 33年前に『菊とバット』で日米の野球観の違いを喝破した ロバート・ホワイティングが外国人監督の見た「ニッポン野球」に迫る。 日本とアメリカは、野球というスポーツについて、考え方が二分される。どちらも一世紀以上野球を続け、どちらもその間に独自のやり方を開拓したからだ。来日したアメリカ人監督は、やり方の違いから誰もが欲求不満や苛立ちを覚えずにはいられない。最近のガイジン監督たちも、例外ではない。断わっておくが、日本野球に対する彼らの尊敬の念に嘘はないし、年々増しているくらいだ。 ボビー・バレンタインによれば、2005年のロッテマリーンズは、メジ
疲れた。パラグアイ対日本の試合。90分終わって同点だったらすぐにPK戦で片がつく、と思っていたせいもある。延長戦があるとは知らなかったので驚いた。開き直るわけではないが、渋谷や道頓堀で大騒ぎしていた人たちだって、半分くらいは知らなかったんじゃないかと思う。それくらいど素人でもクギづけにさせるのがこのイベント、なのか。 デンマーク戦の後、あるテレビ局の人が「占拠率87%なんて数字、初めて見た」と驚いていた。占拠率とは、その時間帯にテレビをつけていた世帯のうち、その番組を見ていた割合。確かに凄いが、残りの13%はあの夜中というか早朝に、あの状況でまったりとテレビショッピングを見ていたことになる。それも凄いですよね、と。 それはともかく、疲れたのは、試合そのものと、この大会での日本代表を自分がにわかに総括できなくて戸惑っているせいもある。 負け試合というのは普通、惜敗とか完敗と形容される。あるい
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「少子化」と「人口減少」という言葉は、誰もが前向きにとらえません。「このまま減り続けると…」日本人がやがて恐竜のように地上から絶滅するような杞憂が横行しています。 しかし、今日もあなたとあなたのご家族が世界でも珍しい狭い住宅に住み、世界でも珍しい込み合う電車に乗り、いつやってくるか分からないリストラの恐怖に怯えています。これは人が多いからです。 為替レートで見れば日本人の所得は紛れもなくトップレベルですが、別荘を持ったり、ヨットを楽しんだりする日本人は何人いるでしょうか。欧米と比べて日本人が豊かな暮らしを満喫できないのは、無駄や規制や公共事業なども関係していますが、狭い国土に密集して暮らすために不動産など居住にまつわるコストが必要以上にかかり
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く