遙から 人の気持ちを何で測るか。この難しさを痛感する時がよくある。ある人には感涙の作品でも、理解できない人には愚作で、究極は“好み”の違いというところで片づけられる。“文化レベル”の差というのもよく使われる。 だがこれがビジネスとなると、「ああ、好みが違ったんだね」では済まない。利益を生まないビジネスはただの趣味だ。 演劇ビジネスの苦戦はなぜか そこに苦戦しているひとつが演劇ビジネスだ。集客できない興業を自らのせいにせず、その土地のせいにもできる。 「ここは文化レベルが低いから」 反省ではなく見下げることで終結させるタチの悪さは、「やっぱ舞台は東京でないと」となる。実際、東京で舞台を観ると一冊の本かというくらいの演劇チラシをもらう。需要と供給が成立すればこその分量の多さか。大阪で動員できなかった舞台も東京では入る。大阪から言わせてもらえば、「東京は何やっても入るから」と、東京側が“文化レベ
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