丸ビルと新丸ビル、大阪と新大阪――。新旧が並び立つ例はあるけれど、生身の人間にかぎっては滅多にない。例外が加勢大周と新加勢大周である。2人が並び立っていた期間はわずか20日だが、その衝撃の余波は、今も2人の人生にまとわりついているようだ。 *** “新加勢”は今も超肉体派! それは1993年7月7日のことだった。 「あの日、僕は大阪で舞台の制作発表があって、終了後、ワイドショーのリポーターに“シンカセタイシュウさんがデビューしましたが”と言われましてね」 そう語るのは、念のために言えば“元祖”の加勢大周(46)である。 「初め、よく聞き取れなくて“チンカス”に聞こえたので、なにバカなこと言ってるんだろうとポカンとしてしまったんですが、聞き直してやっと“新加勢”だとわかりました。こういうふうにやってきたか、とびっくりしましたね」 椿事に至った経緯を、今は都内のバーで働く加勢に説明してもらおう
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