この度の母の日に当たって俺がゲームラボという雑誌で連載している田代まさしの人生航路の中で母の事について語っているので是非皆さんにも見ていただきたくアップしました。 「おふくろ」 事件を起こし拘置所に居たとき俺は自殺を考えた。その日の夜おふくろが夢に出てきた、おふくろは浴衣を着て日傘をさして優しく微笑んで俺を見つめていた次の日おふくろのためにも生きようと自殺を思い止まった。 おふくろは佐賀県の出身である、当時親が決めていた許嫁がいたがその人の事が好きになれず単身、東京へ飛び出した。そこでおやじとめぐりあい俺が産まれるのだがその時おやじの浮気が発覚、その事が許せなかったおふくろはまだ産まれてまもない俺を連れて家を出た、気丈な女である。おふくろは九州から両親を呼び寄せ夜の仕事をしながら俺を女手ひとつで養った。普段は夜の仕事をしていたのでお弁当など作ってもらえなかったが運動会や遠足の時などはお重の