千葉県北部。江戸川にほど近い田園地帯に、金属を叩く音が鳴り響く。 鍛金作家・本郷真也さんのアトリエがあるからだ。 本郷さんは、鉄を素材にして、動物の姿を実物大でリアルに形づくる「鉄の作家」である。精妙な作品からは、動物の生気までもが感じられ、見れば見るほど引き込まれる。 本郷さんのアトリエにて、鉄に「命」を吹き込む術を語ってもらった。すべての時間を創作に捧げる、ストイックな姿勢が浮かびあがった。 (参考・関連記事) ・その彫刻は、なぜ拝みたくなるのか? 「超絶技巧」の現代アート(仏師・加藤巍山) http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50598 一度つくった形が永遠に残るのは「不自然」 ──作品はすべて鉄を素材にされているそうですね。鉄を選んだ理由は? 本郷真也氏(以下、敬称略) 「生命」を形にしたい、という思いからです。鉄は錆びたり朽ちたりしやすく、作
![叩いて叩いて、薄い鉄板がまさかの生き物に 「超絶技巧」の現代アート(鍛金作家・本郷真也) | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/11e991c10ebd7c30b10208a648a8005aa3c213e3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fd%2Ff%2F1200mw%2Fimg_df0cde08eb5c64b984c43d418576cb591895690.jpg)