何気なくメールをチェックしていたら、女子社員一同からバレンタインデープレゼントの受け渡しを廃止するというメールが流れてきた。双方の負担をなくしましょうという合理的な提案だ。既婚者で「もしかしたら」なんて儚い期待を抱いた時代がとっくに過ぎ去っているボクとしてはありがたい。 気を使いすぎなのかもしれないけど、もらったモノより、ちょっと高めのモノを返したほうがいいよな、と思うから正直なところ結構な出費だったのだ。このブログの何ヵ月分かの収益があっさりととんでいってしまう。こんなふうに書くと、どんだけもらってんねん、と妬まれそうだけど、もらう義理チョコが多いのではなく、毎月のブログの収益が少ないだけである。 それはさておき、同じフロアにいる若者にとっては、ちょっと残念な展開なのかもしれない。「もしかしたら」と儚い期待を抱くことすらできなくなってしまうんだから。でも、世の中の流れ的にも、古きバレンタ
著作者: pasotraspaso 月曜日、彼女は会社を休んだ。朝の時点では上司から、昼から出社の予定だと聞いていたけど、けっきょく出社しなかった。理由は聞いてないからわからないけど、イヤな予感しかしない。 火曜日、定刻になっても彼女は会社に来なかった。上司に確認すると、何も連絡はないとのこと。これは明らかにおかしい。上司が連絡すると、9時半には出社すると返信があったらしい。 しばらくして、彼女が会社に姿を現した。明らかに生気を失った顔で静かに席に着く。おはようと言葉は交わしたけれど、どうにも話かけづらいオーラが漂っていて何をどう話していいのか、戸惑ってしまった。それから、彼女は頻繁に席を外していたし、いつもは席に着いて昼ごはんを食べているのに、どこかへ行ってしまった。たぶん、1人になりたいんだろう。 思い当たることがある。先週の金曜日。上司と彼女は別室でミーティングをしていた。その最中、
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