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ブックマーク / kokoro.squares.net (11)

  • 【4461】統合失調症等の妄想はその人の論理的思考力によって形態が変わるのでしょうか | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 20代男性です。 統合失調症などで、第三者から見れば到底辻褄の合っていない妄想を当のことだと信じ込んでしまう例は数多いと思います。 このような妄想の飛躍具合は、もとの論理的思考力やIQといったものと相関があるのでしょうか? また、臨床の現場で、元々非常に論理的な方と非常に迷信深い人の妄想の診断はどのようにつけるのでしょうか? (例えば、元々全く迷信深くない人が「死んだ母親が下を左右違うものを履けと言っている」、というような支離滅裂な主張をする場合と、普段から霊感があると主張する人が「死んだ母親が下を左右違うものを履けと言っている」と言った場合で異常度(?)がかなり異なる気がします……例えが下手で申し訳ありません) 他にも子供が「思考を読まれた」と主張するのと大人が「思考を読まれた」と主張するのは意味が違う気がするのですが、そのような元々の論理的思考力の推測なども統合失調症等の診

    hisawooo
    hisawooo 2022/03/07
    妄想は認識の問題で論理の問題ではないと読み取った
  • 喫緊の課題は未来 | Dr林のこころと脳の相談室

    1 いまは2021年7月である。 いま、喫緊の課題は未来である。 未来とは、新型コロナウィルスの国民へのワクチン接種が完了した後のことを指している。 2 私はこの文章を2021年7月4日の夜に書いている。 いま、日でもワクチン接種が着々と進みつつある。ワクチン供給の遅れや不均衡など数々の問題はあるが、コロナ禍はここ100年間における未曾有のパンデミックなのだから、誰にも完璧な対策などできようはずがない。世界は、そして日政府は、そして日の人々は、最大限の努力をし、最善に近い対応を続けてきている。その一つが迅速なワクチン接種だ。日のワクチン接種は世界に比べて遅れたものの、今年中のどこかの時点で完了するであろう(注1)。だがそれは真のコロナ対策の第一歩にすぎない。ワクチンは感染対策の万能の切り札には決してなり得ない。すでにずっと以前からワクチンがあるインフルエンザでも、毎年世界で数十万人

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    hisawooo 2021/07/28
  • 【3868】コンサータによって自己の連続性を失いつつある | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 私は某大学の法学部に通う21歳の男子学生です。(質問とは、直接、関係はありませんが、触法精神障害者に興味があり、それについて卒業論文を書くため、日々、資料を集めております。) 質問に入る前に、長文になりますが、質問に関わってくることなので、少し、コンサータ の服用とそれによる私自身の感じたことを書かせていただきます。 私は、精神科にてADHDと診断され、コンサータ を服用して数年になります。コンサータ 服用当初は、コンサータ によって、感覚過敏から解放され、初めて、ゆっくりとを読むことができるようになり、感動のあまり泣いてしまいました。この感動はあまりにも激しく、「私は、もう完全に『脳』を支配した」という優越感(あるいは、副作用としての多幸感に過ぎないのかもしれませんが)を得ました。ところが、数ヶ月たち、このコンサータ 服用後の精神の変調が、私の悩みの種になってしまいました。 私は

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    hisawooo 2019/08/09
    わかる
  • 20年の回顧 | Dr林のこころと脳の相談室

    「Dr林のこころと脳の相談室」を開設したのは1997年4月16日である。今は2017年だから、20年が経過したことになる。20年というのは振り返ってみてもいい長さの期間だと思うので、思いつくままに回顧してみることにした。 1 1997年当時、インターネットはまだまだ一般的ではなかった。だがこれからは爆発的に普及するであろうと人は予想していた。それなら有意義に活用しようと思ったのか、ただ新しくて面白そうだと思ったのか、今となってはよく覚えていないが、精神科の病気について、多くの方々に正しく知っていただこうというのがサイト開設の主な目的であったことは確かである。 そして1997年4月16日、「うつ病」「アルコール依存症」そして「精神科Q&A」の三つのコーナーで、「Dr.林のこころと脳の相談室」はスタートした。 当初は病気の解説を中心にするという計画で、各病気について、「ホームページ」「診察室」

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    hisawooo 2017/04/21
  • 拡大自殺としてのドイツ機墜落事件 | Dr林のこころと脳の相談室

    1 2015年3月24日、ジャーマンウィングス9525便が仏南東部のアルプス山中に墜落し、乗客乗員150名が亡くなられた。 事故後まもなく、この飛行機の副操縦士アンドレアス・ルビッツが、故意に墜落させたこと、そしてルビッツ副操縦士は精神疾患で治療を受けていたことが相次いで明らかになった。その精神疾患とは何であったか、様々な病名が報道されている。 稿「拡大自殺としてのドイツ機墜落事件」は2015.4.8.に書いている。まだ情報の一部しか明らかにされていない。だがその一部の情報だけからも、ルビッツ副操縦士が内因性の精神障害に罹患していたことは明らかである。現代の診断基準にある病名をつけるとすれば、双極性障害統合失調症、統合失調感情障害、精神病症状を伴ううつ病 のいずれかである(注1)。 2 稿のタイトルにある「拡大自殺」とは、自殺に際して、他の人を巻き込むことを指し、形としては「心中」と

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    hisawooo 2015/04/23
  • うつ病の聖杯 | Dr林のこころと脳の相談室

    稿は、【2861】高圧的な上司の影響でダウンした私は擬態うつ病だったのでしょうかの回答の補足、ないしは派生である。【2861】の回答の「奥」といってもいい。 1 いきなりだが、「虎」とは何か。 「肉をべる。狩りをする。毛皮は黄色で、黒い縞がある。夜行性である。」 このように答えたとする。おおむね妥当な答えであろう。 2 だが虎の専門家はこう言うかもしれない。 「その答えはあまりに表面的だ。あまりに浅薄だ。虎の質はそんなところにあるのではない。」 3 だが素人にとっては、「虎の質」と言われてもわからない。「肉をべる。狩りをする。毛皮は黄色で、黒い縞がある。夜行性である。」は、虎の定義としてわかりやすく、使いやすい。極端な話、虎を見たことがない人にとっても、虎という動物の大体のイメージをつかめる定義だといえる。 4 うつ病の診断基準は、この虎の定義と共通する性質を持っている。「抑うつ

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    hisawooo 2014/12/08
    林先生は精神科医だなあ
  • 【1362】化学物質過敏症と診断され、治療に困窮しています

    精神科Q&A 【1362】化学物質過敏症と診断され、治療に困窮しています Q:  40代後半の男性です。30歳のとき職場のストレスからパニック発作を起こし、うつ症状も出たため、精神科に通院しました。薬物治療で、だいたい2年ほどで完治まで至らないまでも症状は安定しました。 ただ病気になって以降、ストレスに弱くなり、睡眠状態も不安定になったりすることもあるため、4、5ヶ月に一度の頻度で通院し、頓服としてデパス、ハルシオンなどを服用していました。 4年前、結婚・同居・引越しをしたのですが、直後から両足の膝下からが痛み、歩行に支障をきたすようになったため、整形外科を受診しましたが、異常なし。神経科、血管科、ペインクリニックを受診し、バージャー、動脈硬化症、膠原病などの検査をしましたが、異常が認められず、メチコバール、ユベラ、アンプラーグ、リボトリールなどを処方されました。 が、効果がなく、仙骨への

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    hisawooo 2014/11/09
    了解の良さそうな患者さんだと思われているね
  • 【1113】一人の女性のために職場が崩壊しそうです

    精神科Q&A 【1113】一人の女性のために職場が崩壊しそうです Q: 今、小さな職場が一人の女性を中心に、崩壊しそうな状態です。 この女性が人格障害ではないか、といろいろと調べるうち思い当たりました。 境界性と同じくくりとされる自己愛性人格障害のチェックリストでは全項目にあてはまっています。 彼女の状態を知って、職場の人たちがうまく対処できないかと差し迫った気持ちでメールを差し上げました。 長くなり申し訳ありません。書けば書くほど彼女のそら恐ろしさがうまく伝わらない気がして… 私は30代の団体職員です。 年齢層の高い会社で、30~50代の女性事務職員数名と60代の管理職数名、さらに高齢の役員兼務者という構成です。 問題の女性は50代で、18歳で学卒後は40代半ばまで勤めた経験はなく箱入り娘→箱入り奥様 だとの人の話です。 この女性はとてもフレンドリーで第一印象が良く、能弁で、あまり関わ

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    hisawooo 2014/06/05
    でもボーダーの人ってこういう蜜月関係を長期間は続けられないんだってね…
  • 美少女L、その他、の虚言 | Dr林のこころと脳の相談室

    稿タイトルの「美少女L」とは、 「ノルウェイの森」の「7」に出てくる美少女である。 「その他」とは、精神科Q&Aにある病的な虚言の実例(2014.4.5.回答分まで。すなわち【2636】まで)を指す。 稿は【2614】自分は外科医であると言い張るなど虚言癖をもつ夫の正式な病名は何でしょうか への回答の補足という形を取ってみる。 【2614】の問いのポイントは、「正式な病名」である。 現代の精神医学における「正式な病名」は、DSM-5またはICD-10に基づく病名ということになる。DSM-5は米国精神医学会が作成した診断基準、ICD-10はWHOが作成した診断基準である。 今回はDSM-5に基づいて回答する。ICD-10に基づいても、ほぼ同じ回答になる。もちろん細部においては異なっているが、煩雑になるので稿では言及しない。 1 虚言。嘘つき。人をだます人。このような言葉からまず連想され

  • 【2610】主治医の先生を愛してしまいました | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 20代女性です。わたしは15歳の時に精神虐待のため逃げ場として精神科に入院していました。いまは、主治医さんの許可で薬は飲まなくていい。診察も必要ないといわれ、いま福祉施設で働いています。 わたしが15の時に入院したところに大学から外勤で来ていた医師が主治医になりました。その先生は、少し変わっていて、わたしの病室にくるとベッド周りのカーテンを閉めてわたしのベッドに座りこみ、わたしのタオルケットが欲しい。と言い出したり友達になろうと言ってきたりミミちゃんの一番になりたいんだ。他の看護師さんやお医者さんたちと仲良くしないで。と言ってきたりわたしが他の看護師さんのひざに座っているとどうして、その人のひざには座るの?いますぐ離れなさい。と怒りだしたり、わたしのもっていたぬいぐるみを見て、みんなの知らないところで泣いているミミちゃんやみんなの知らないミミちゃんをこのぬいぐるみが知っていると思うと

    hisawooo
    hisawooo 2014/04/05
    転移かな
  • 【2522】林先生はずいぶん無責任だけど精神科Q&Aは大好きですよ | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 精神科Q&Aのコーナー、いつも楽しく読ませて頂いております。特に統合失調症患者さん達のメール内容は、支離滅裂で笑えますし、林先生の回答も、狙っているのかいないのか、時々かなり面白い事があり、私もツボにはまった時は、床を転げながら爆笑する事もしばしばです。 ただ一方で、ずいぶんとまぁ、先生も無責任な事を仰っているなぁと、呆れるというか、憤慨するというか…何ともやり切れない気持ちにさせられる事もあります。 例えば、統合失調症は遺伝する可能性があると言っておきながら、当の糖質患者さん達が子供を作るのを諦めるのは反対だとか。そんな回答、ぶっちゃけありえないでしょう。何か変ですよ。ちょっと腑に落ちません。 これって、社会や両親が将来負うかもしれないリスクを増やしているだけに見えるんですが、どうでしょうかね。 発病するかもしれないし、しないかもしれないって事なんでしょうが、ギャンブルじゃあるまい

    hisawooo
    hisawooo 2014/01/10
    ナイススルー
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