2014年2月12日、米ホワイトハウスは重要インフラのサイバーセキュリティ対策の強化を目的としたガイドラインである「Framework for Improving Critical Infrastructure Cybersecurity Version 1.0(以下、CSF)」を公開した。 経緯としては、2013年2月12日の大統領令13636号が発布され、この行政命令を受けたNISTが中心となり、官民の意見をまとめて策定されたのがCSFである。 日本のサイバーセキュリティ対策状況を見ると、2014年11月に「サイバーセキュリティ基本法」が成立し、サイバーセキュリティ対策は国の責務であることを明確にした。ただ、ここでは具体的なガイドラインについて策定されておらず、各行政機関や事業者などの自主的な取り組みに委ねているのが現状であり、今後の内閣官房のサイバーセキュリティ戦略本部の動向に注目が