危機再発防止へ連携、IMFに「警報機能」 G20閉幕(1/2ページ)2008年11月17日0時38分印刷ソーシャルブックマーク 【ワシントン=有田哲文】先進国に新興国も加えた20の国・地域の首脳が集まって世界的金融危機の対策を話し合った「金融サミット」(G20)が15日閉幕した。すべての金融機関と金融市場、金融商品を規制・監督し、危機の再発を防ぐための国際連携を強めることで合意した。合意内容を肉付けする作業を進め、来年4月末までに次回の会合を開く。 初の大がかりな会合が開かれたのは、国境を越えて動き回る金融機関や金融商品の危機はあっという間に世界中に広がるため、国ごとの対策では間に合わないと考えたからだ。昨年夏以降、米国製の証券化商品の焦げ付きで各国の金融機関が赤字に陥り、今年9月に米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)すると世界の金融市場が凍り付いた。 会合では、これまでの規制の