北朝鮮「デノミ」実施は政治目的、すべては後継体制づくりのため(1) - 10/01/08 | 17:05 2009年11月30日に、17年ぶりのデノミを実施した北朝鮮。新旧通貨の交換比率を100分の1にし、インフレ抑制を行うという目的だったが、それから1カ月。実施直後の住民からの不満をはじめとする混乱はやや沈静化したものの、デノミの効果はまだ不透明なようだ。 中国の「参考消息」紙によると、現地駐在記者が訪れた平壌市内でも規模が大きい「統一市場」では、店舗数も買い物客もデノミ前より減少しているという。国家の統制下にある物価がまだ決まっておらず、売る側も困惑しているようだ。 野菜などの食料品の価格も変動している。たとえば、タマネギ1キロ70ウォン(新券)というところもあれば、同40ウォンで売るところもあり、白菜も同10ウォンで売っていたり、5ウォンで売っていたりと売る側も値付けに困惑してい