モバイル・コミュニケーション(MC)分野のスマートフォン販売台数減少や、デバイス分野での下振れはあったものの、「PlayStation 4」(PS4)の販売が好調なゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野の大幅な増収増益、高付加価値モデルへのシフトに成功し、増益となったイメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)などが、増益に結びついた。 大幅な伸びを示したG&NSは、売上高が前年比11.8%の1兆5519億円、営業利益が同406億円増益の887億円となった。ソニーの代表執行役副社長兼CFO吉田憲一郎氏は「PS4は、過去の世代と比べても最速の普及ペースで推移しており、現在ソニーの中でも成長を牽引する領域に位置付けている。かつ、ネットワークサービスも前年度から5割超の増収となっており、伸びは大きい」とハード、ソフトともに好調であることを強調した。 MC分野は、売上高が同20%減の