タグ

関連タグで絞り込む (1)

タグの絞り込みを解除

じんわりに関するhitasanのブックマーク (2)

  • 金の湯 - CLOCKWORK CLOCK

    昨日に引き続き、今日も寒かった。 午後六時、サッサと仕事を切り上げ、 パンツとシャツと手拭いを紙袋に放り込み、 有馬温泉の「金の湯」に出かける。 「今日は金の湯に行く」、と朝から決めていた。 アパートの風呂では、なかなか身体の芯まで温まらない。 湧き出た時には無色透明の湯だが、 鉄分を多く含んでいるため、 湯はアッと言う間に酸化し、茶色に変色してしまう。 その茶色に変色した湯の色を「金」に見立てたのだが、 平日ということもあってか、「金の湯」は驚くほど空いていた。 有馬はシーズン・オフの平日に限るね。 私の体色は浅黒いから、 茶色に変色した湯に身体を浮かべていると、 まるで、豚汁に浮かぶ牛蒡になったような気がする。 「俺が牛蒡なら、あの人は差し詰め豆腐といったところかな」、とか、 「これだけの具が入ってんねんから、湯にはええ出汁が出てるで」、とか、 「湯に七味唐辛子入れたら、もっと温まるん

    金の湯 - CLOCKWORK CLOCK
    hitasan
    hitasan 2008/01/19
    大根と人参と牛蒡がお風呂に入る絵本を思い出した。
  • 冬の陽射し - 無免許タクシー

    そのとき僕はなにか冬の陽射しが冷たい地面を温めるような匂いを感じたのだった。 ちょうどこのぐらいの時期、世間がクリスマスだなんだと浮かれ始めて格的に冬になってゆく時期だった。部活も終了してたし進路も決まっていたし卒業までのいくばくかの月日を隠居老人のように大過なく過ごすだけとなっていた高校3年の頃、ある娘が僕のことを色々(彼女はいるのか等)聞いてくるんだけど気があるんじゃないかって言われた。つってもその娘は同じ年の知り合いと付き合ってたので、そういうデマを流して純情少年の心を弄ぶような奴は豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえと思った。ちなみにステディな女の子はいなかった。 その話を聞いてすぐぐらいに、その娘に呼び出された。何を話したかなんて遥か昔のことで細かいことは忘れたのだけど、余裕のなかった僕は気持ちのまんまを、俺にちょっかい出すんならあいつのこと片付けてからにしやがれ的なことを言った

    冬の陽射し - 無免許タクシー
    hitasan
    hitasan 2007/12/10
    書き出しから終わりまで純文学風なのがが好きすぎます。
  • 1