24日に予定されているオーストラリアの総選挙だが、オーストラリアン紙による世論調査では、現ハワード首相率いる保守連立政権の支持率は46%に対し、ラッド党首率いる労働党は54%とのこと。もう少し僅差に見ている世論調査もあるが、労働党の優勢は崩れそうにない。つまり政権交代が実現し、ハワード時代が終わることになる。 ハワード時代の終わりは、なんとなく朝日新聞が浮き立っているようにも思えるが、20日付け記事”豪総選挙、与党が劣勢 敗北ならイラク撤兵も”(参照)の表題のようになる可能性は高い。もっとも記事には書かれていないがラッド党首の主張はあくまで段階的な撤退である。 ブッシュ米大統領の「最後の盟友」となった首相が退陣すれば、豪州のイラク派兵や地球温暖化対策も見直しを迫られる。 同記事は朝日新聞的にありがちな偏向がないのは、それが選挙の争点ではないことも特記している点だ。 1500人規模を派兵する