木曜日。さっぶい。甲州街道沿いの並木もだいぶハダカになってきた。沿道の事務所の人や商店主がせっせこ落ち葉を掃き集めているのを見て大変だなあと思いつつ、黙って通り過ぎる。雨は降りそうで降らない。今日はちょっとバタバタとしていて、夜も出かけなきゃならない。寒いのですこしイヤになってる。帰宅してからコタツに入ってネット眺めて、なんつーか、と思い、ふと自分のおきれいな手をながめて、まあいーか、つかわかんねーや、と思い直す。キーボード叩いてると指先が冷えるので、コタツに突っ込んでぬくぬく。あったかいマンションの部屋から曇った窓ガラスのよな液晶越しに、通り過がる人たちがツバのように吐き捨てた言葉がこびりつく路上をきったねーなーと眉をひそめてエラそーに眺めてる。路上にツバ吐いていいのは、ウンコ垂れていいのは、そこに寝ることのできる人や猫や犬たちだけだろ、と自分も高みから思っちゃったら、あとは、そんじゃお