彼女と結婚がきまったのだという男友達に、お祝いを言いに行った。やあやあ、どうもどうも、なんて具合にぺこぺこと挨拶を交わす。その仕草はお互いに年取ったなーって感じなんだけど、 「結納、って、あのあからさまに金を出すところが*1人身売買っぽくて嫌だったんだけど、いざやってみたら、よかった。家と家が結びつくって、あーこういうことなんだな、とか、なんか感動しちゃってさ」と話す彼の表情に、かつての、あの居心地の悪そーなところはもうなくて、ああ大人になったんだなあと思う。その「大人」って何なの、と訊かれてもうまくこたえられそうにないけれど、「おれ覚悟した」と言った、その晴れやかな表情は、男の子のようでもあった。そんなふうに、 年取ること、大人になること、男の子(あるいは女の子)であること、はどれも違うけど、同時にあることもできるんだなと思う。 結婚を機に新居に越したらしく「最近は家具選んだりするのが楽
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