これからの暑い季節は、熱中症対策のために、水分補給をし、健康管理に努めたいもの。いったいどんな飲みものが水分補給にふさわしいのだろうか。「身体によさそうな飲みものも実は身体に悪かった? 子どもや家族が安心できる市販のドリンクはどれ?」と143品の安全性を見極めている『飲みものの危険度調べました』(渡辺雄二著/三才ブックス)によれば、スポーツ飲料の代表である大塚製薬のポカリスエットであっても、「水代わりに飲むのは×」だという。 「ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが水に溶けてイオン化しているため、人間の体液に近い状態になっている」ポカリスエットだが、「ただし、1本(500ml)に含まれるカルシウムは10mg、マグネシウムは3mgと少ないので、それらの1日所要量には遠く及びません。成人の場合、順に600mg、320mgが必要とされている」。 また、飲み過ぎにも注意が必要だ。同書