ハッキングの技術を競う大会の参加者に、警察官の仕事をアピールする警視庁サイバー犯罪対策課の警察官(右から3人目)=東京都足立区の東京電機大で2013年2月23日午後7時5分、須賀川理撮影 毎日新聞 パソコン(PC)遠隔操作事件などを受け、警視庁がハッカーの獲得に向け動き出した。23日に東京都内で開かれたハッキング技術を競う学生の全国大会「SECCON(セクコン)」に警察官が出向き、参加した高校生や大学生らに「警察官としてその技術を正義のために使わないか」と声を掛けた。こうした学生への働きかけは初めてという。【黒田阿紗子】 セクコンは、情報セキュリティー会社の技術者や大学教授ら約20人の有志による実行委員会などが主催。予選を勝ち抜いた13〜27歳の10チーム計46人が、サーバーに保存された情報を盗み出す速さなどを実戦形式で競う。 ハッカーとは、高度なコンピューター技能を持つ人のこと。日本では