先日の昇給に関する記事、昇給は、できるだけ小刻みに、不平等に行うこと。そうすれば従業員の幸福を長く保てる。をお読みいただいた一人の方から、 「金銭的な動機づけについては理解したが、「仕事を自分からやる気になる」ようにするにはどうしたら良いか」 というご質問を頂いた。 「何故ですか?」 と伺うと、「内発的な動機づけのほうが、仕事のパフォーマンスが高くなるでしょう」 と仰った。 なるほど、「社員がやる気になる」というテーマは、昔から普遍的なテーマである。 だが、私の観測範囲では従業員の「やる気」や「モチベーション」をアテにする経営者に、ロクな経営者はいない。 それはブラック企業への入り口である。 例えば、 「お客様からのお褒めが、従業員のやる気を高めるのだ」 「経営理念に賛同している社員は必死に働くはずだ」 といったような言葉は、間違いではないし、働いている人の幸せに貢献するだろう。 だが、負
就職活動などで、「学生は安定志向だ」と耳にする。 もちろん、安定志向であること自体は悪いことではない。 だが、リスクもある。 「安定した生活」は、それを与える人間と、与えられる人間の間に主従関係を生み出す。 そして残念ながら、その関係は決して、対等なものとはならない。 歴史を見れば、それは明らかだ。 ***** クレオパトラを破り、新たにエジプトの王となった、帝政ローマの初代皇帝であるアウグストゥスは、エジプトの祭祀階級の権力を削ぐため、政教分離を試みた。 そして、アウグストゥスが非常に賢かったのは、政教分離を祭祀階級の「排除」に依るのではなく、うまく「コントロール」しようとした点だ。 排除をすれば当然反発がおこり、国内の政治は混乱する。そんな方法はとれない。 では、アウグストゥスは何をしたか。 アウグストゥスは彼らに「給料」という形で金を払った。しかも安定的に。 アウグストゥスは、祭司た
つい先日、あるwebマーケティング会社の方々から、 「社外の専門家を雇ったのだけど、本当にうんざりした」 という話を聴いた。 「なぜ?」とお聞きすると、 「とにかく仕事ができないので、チームの雰囲気を悪くする。」 という。 しかし、当然ながら 「仕事ができない専門家をなぜ雇ったのか?」 というギモンが浮かぶだろう。 私はそれを聞いた。すると彼らは、 「いや、知識だけはすっごいあるんですよね。分析ツールとか、統計とか。異常なほど詳しい。本も出したりしている。」 「なるほど。ではなぜ「仕事ができない」と感じたのですか?」 「その人さ、問題を指摘するだけで、全然改善案を出せない専門家なんですよ。」 「そういうことですか。」 「例えば、webサイトを見て、あそこが悪い、ここもダメ、っていう指摘はめちゃめちゃうるさいんですよ。でも、「じゃあどうすれば改善しますか?」と聞くと、何も出てこない。」 「な
会社に縛られたくない!フリーランスで生きていく!そう思っている人に、細々フリーランス歴7年目の私から熱いメッセージを送りたい! まずね、会社に縛られたくないとか、上司が嫌だからとか。あるいはコミュ障だからとか。 そういうネガティブな根拠で始めてしまうと、その先はイバラの道。 いや待て、フリーランスといっても多種多様だからね。人と絡まなくていい場合もある。 アルプスの少女ハイジに出てくる、おじいさんみたいに山奥でヤギの乳しぼりとかやっていくのもフリーランスだし。 乳しぼりが本業だったかも、思い出せないんだけど。あってる? 自分の工房をもって陶芸作家や画家として生きていくのもフリーランスだよね。 今回、私がここでお話する「フリーランス」は、WEBデザイナーさんだったり。イラストレーターさんだったり。ブロガーさんだったり。クリエイティブ系とでもいいましょうか。 あ、申し遅れましたが、私はリフォー
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