修復作業を終えて公開された「若い太陽の塔」=愛知県犬山市の日本モンキーパークで2011年10月1日午前10時53分、佐々木順一撮影 大阪万博の「太陽の塔」の作者として知られる芸術家、岡本太郎(1911~96年)が42年前に制作した「若い太陽の塔」が1日、愛知県犬山市の日本モンキーパークで8年ぶりに一般公開された。老朽化したため03年に閉鎖したが、岡本の生誕100周年を記念して今年5月から修復を続けていた。 「若い太陽の塔」は高さ26メートル。3本の青い柱の上に、直径4メートルの「顔」と11本の「炎」で燃え立つ太陽を表現している。大阪万博前年の69年、制作されたとみられている。 モンキーパーク開園50周年の昨年、特別公開したところ、常設展示を求める声が上がり本格的に修復。太陽は輝きを取り戻した。地上7メートルの部分に展望台がある。【花井武人】