これが和訳なのか何なのか、とにかくひたすら読みにくく、読んでも何が言いたいのか分かりにくい本なのですが、不幸中の幸いといいますか、第5章に初期のジェイZの活動が書かれていて、そこがとても興味深かったので、本書の100倍分かりやすく紹介してみようと思います。 ハスラー(ドラッグ・ディーラー)時代のジェイZ ハスラーとしてのジェイZ ジェイZは、兄がクラック中毒でした。その兄が薬を買うお金を手に入れるために、ジェイZの指輪を盗んで売ったことに怒り、兄を銃で撃ってしまったりと、ジェイZはドラッグが蔓延する環境の闇の部分にドップリと浸かりながら育ちます。 しかし、皮肉なことに、彼はハスラーとして才能を開花させていきます。ジェイZは街角の売人では飽き足らず、新天地を求めて開拓を続けていくのです。北はニュージャージー、南はバージニアまでテリトリーを拡大させます。 ジェイZのハスリングは流通の上流を担う
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