目的 本研究の目的は、医療施設で活動している外国人医療通訳者の体験した困難とその対処方法を明らかにすることである。 方法 愛知県内の2つの医療施設に常勤雇用されている、ポルトガル語とスペイン語の外国人医療通訳者5名に対し、半構成的面接を実施した。通訳になるまでの経緯、困難やジレンマ、工夫や心構え、必要な知識や訓練、要望について日本語でインタビューを行い、逐語録を作成、通訳上の困難や工夫、今後の改善点、要望などに言及している部分を抽出しコード化した。コードの内容を比較検討しながら、類似のコードをまとめてカテゴリーにまとめた。 結果 外国人医療通訳者として体験した困難とその対処に関し、40のサブカテゴリーが抽出され、それらは8つのカテゴリーにまとめられた。8カテゴリーは次のような体験としてまとめられた。(«»はカテゴリーを示す)。すなわち、外国人医療通訳者は、«未経験・未訓練による手探り状態»
医療者とコミュニケーションを取るのが難しい外国人や聴覚障害者らが安心して適切な医療を受けられるようにと、大阪府枚方市が「医療通訳」の養成に乗り出した。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催決定を受けて厚生労働省も来年度から医療通訳の育成に取り組むが、枚方市は外国語だけでなく、手話も対象とした全国初の試み。将来的には医療通訳を登録し、市内の医療機関などに派遣する制度の創設を目指す。(伐栗恵子) ◆海外勤務経験者も 枚方市は人口約41万人。市内在住の外国人は約3800人、障害者手帳を持っている聴覚障害者は約1200人で、市は「約5千人が医療者とのコミュニケーションに課題を抱えている」と推計する。 市に対して最初に医療通訳の必要性を訴えたのは、かつて医師との意思疎通が図れぬまま赤ちゃんを亡くした経験のある聴覚障害者らだった。平成23年に会を立ち上げ、医療通訳普及を目指して活動。医療通訳の重要
東京五輪に向け、日本を訪れる外国人が安心して医療を受けられる環境の整備に厚生労働省がのりだす。英語やポルトガル語、中国語などで治療や支払いの相談に対応できる拠点病院を2020年までに全国で30カ所程度つくる。新年度は1億4600万円の予算を充て、通訳などの人材育成を後押しする。 法務省などによると、国内に住む外国人は約200万人。旅行で訪れる外国人はこの20年で約3倍に増え年1千万人を超えた。だが外国語を話せるスタッフがいる病院は少なく、手術や長期の治療が必要になるとシンガポールや香港の病院に移る外国人もいる。このため、駐在員を送れない、と外国企業が日本への投資をしぶるとの指摘もある。 拠点病院は公募し、外国人が多い地域から選ぶ。日本の医療制度を説明でき、受け付けから支払いまで外国人をサポートするスタッフを雇ったり、育成したりする。費用は国と病院が半分ずつ負担。周辺の病院からの要請で通訳を
英会話初級 4月8日~9月9日 毎月曜日 (全20回) <月曜午前>9:10~10:40 <月曜午後>13:00~14:30 4月9日~8月27日 毎火曜日 (全20回) <火曜午後>13:30~15:00 4月10日~8月28日 毎水曜日 (全20回) <水曜午前>10:30~12:00
『シリーズ多言語・多文化協働実践研究』 16 を刊行しました 協働実践研究型プログラム コミュニティ通訳研究会の2011-12年度の研究成果をまとめた 『シリーズ多言語・多文化協働実践研究』16を刊行しました。 「相談通訳」におけるコミュニティ通訳の役割と専門性 -----内容----- ・はじめに 青山 亨 (PDF:1203KB) 【第1部】 「相談通訳」におけるコミュニティ通訳の役割と専門性 ・問題解決に寄与するコミュニティ通訳の役割と専門職養成の取り組み -「相談通訳」の観点から 杉澤経子 (PDF:1447KB) ・「相談通訳」におけるコミュニティ通訳の専門性 内藤 稔 (PDF:1441KB) 【第2部】 実践から見えてきたコミュニティ通訳における専門性とは-「橋渡し」を視点に (コミュニティ通訳協働実践型研究会メンバー6名による共同執筆) ・問題の解決に
医療通訳の体制が未整備とされる日本。六日、県内であった交通事故の救急救助訓練で初めて医療通訳が加わった。医療通訳ボランティアらが一月に結成した「群馬の医療と言語・文化を考える会」の会員七人。外国人のけが人の対応に付き添い、けが役も担当した。正確なコミュニケーションが重要な医療現場の課題を追った。 (伊藤弘喜) 関越自動車道の赤城高原サービスエリア(昭和村)で行われた訓練は、大型バスが乗用車に追突し、計十四人がけがをした想定。消防や警察関係者ら六十人が重症者の判別や、ヘリによる搬送の手順を確認した。 バス内でけがをした外国人四人が、それぞれ母国語で苦しそうに訴えた。医療通訳二人が「この人は吐き気がある」「力が入らないと言っている」と救急隊員に伝える。四人は日本語が分からない想定で、言葉の壁に戸惑う隊員の姿もあった。
医療通訳を考える全国会議では、医療現場におけることばの問題に取り組んでいる行政、国際交流協会、NPO、医療関 係者、通訳者などが集まり、医療通訳における課題の共有や解決に向けた議論を行ってきました。第4回「医療通訳を考える全国実践者会議」では、医療通訳や 外国人医療に関わる国内外の注目すべき潮流やテーマについて取り上げます。医療通訳の今、そして未来について考えていきたいと思います。 日時:2013年12月15日(日) 時間:10:00~17:30(受付開始時間 9:30〜) 場所:関西医科大学枚方学舎(大阪府枚方市新町二丁目5番1号) 参加費:2,500円(資料代込み)*当日受付にてお支払いください 主催:特定非営利活動法人 多文化共生センターきょうと 関西医科大学 医学部公衆衛生学講座
全国フォーラム全日程はこちら→多文化社会実践研究・全国フォーラム(第7回) ※タイトル等若干変更する場合があります。 ※発表時間・会場等の詳細は、当日配付の抄録でご案内いたします。 ◇研究発表セッションⅠ (12:40-14:10) ・Ⅱ (14:20-15:50) (1)グループ発表・・・90分(ディスカッションを含む) ・外国人の進学問題を考える―高校・大学進学における個人的要因と制度的要因の影響 樋口直人(徳島大学総合科学部准教授) 鍛治 致 (大阪成蹊大学准教授) 高畑 幸(静岡県立大学准教授) 田巻松雄(宇都宮大学教授) 宮島 喬(お茶の水女子大学名誉教授) 稲葉奈々子(茨城大学准教授) 高谷 幸 (岡山大学准教授) (2)個人発表 ・・・30分(20分発表、10分質疑応答)*入れ替え制 ・あいち医療通訳システムの養成プログラム 服部しのぶ(藤田保健衛生大学医療科学部准
医療通訳の日常の実践現場と、外国人の保健医療や多文化共生という理論をつなぐものとして「医療通訳士」の役割と実際を紹介。外国人に対する医療や、多文化コミュニケーションに関心をもつすべての人に、医療通訳士の仕事を理解してもらいたい。 はじめに 第一部 医療通訳士とは何か 1章医療通訳士の必要性と重要性 −外国人に対する保健医療の現状と課題— 2章医療通訳士に求められる共通基準 3章医療通訳士倫理規定を読み解く 4章医療通訳士の教育研究システム 第二部 医療通訳士の役割 5章病院における医療通訳士の役割 6章コミュニティ活動における医療通訳士の役割 7章メディカルツーリズム(医療観光、国際医療交流)の将来性と医療通訳士の必要性 8章外国人患者からみた医療通訳士の役割 9章米国における医療通訳士の発展の軌跡から学ぶ 第三部 医療通訳士活動の実際 10章自治体における医療通訳士教育について 11章「
多言語版 救急時情報収集シート Multilingual Format on Emergency おかげさまで多くの自治体消防本部等にご利用いただいております。ありがとうございます! こんな内容です -日本語によるコミュニケーションが不十分な外国人の救急患者が発生した際に、患者や家族などと救急 隊員の間で意思疎通を迅速にはかるための「指さし式」の対訳集です。 -救急隊の行動を説明し、必要な情報(症状、患部、既往歴など)を把握するための「情報収集シート」と、 救急現場で使う「医療用語集」から構成されています。 ガイド利用にあたってのお願い -本ページにリンクを希望される方は、ご一報ください(営利目的での利用はご遠慮願います)。 -使い勝手や改善点など、ご意見・ご希望をお寄せくださると助かります。 -掲載言語は随時増やしていきたいと思います。翻訳でご協力いただける方、大歓迎です(薄謝あり)。
MULTILINGUAL MEDICAL QUESTIONNAIRE 多言語の医療問診票です。診療科別に13言語に翻訳され、各言語に日本語が併記されています。自己責任のもとで病気になったときに使ってください。ドイツ語、フランス語、アラビア語、クロアチア語の問診票については、 横浜市港南国際交流ラウンジのホームページに掲載しています。 http://www.mmjp.or.jp/konan-international-lounge/jmonshin/top.htm このホームページは、かながわ民際協力基金の助成を受け、NPO法人国際交流ハーティ港南台と財団法人かながわ国際交流財団が協働作業を通して作成したものです。 2006年11月
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