読書が好きな人であれば、書店で自由に好きな本を選んで購入することもできますし,図書館で本を借りて読書を楽しむこともできます。いずれにしても,たくさんの本のタイトルを見て回るうちに、ふと惹きつけれられる本に出会い,その読書を通じて自分の知らなかった世界の知識や経験,考え方に出会うことは、人生において本当に楽しく,かけがえのないことであると思います。 ところが,文字の読みに困難のある人の場合,このように書籍を読んで楽しむ,という活動が制限されています。 何らかの障害のために,読みに困難のある児童生徒が書籍にアクセスするためには,フォントの変更やフォントサイズの拡大,録音図書の作成,読み上げソフトウェアの利用などなど,障害の状態に合わせて多様な方法があります。しかしこれらの方法を実現するためには,まず何らかの形で,編集可能な書籍データ(テキストデータまたは図表の画像データ)を入手することが必須と
視覚障害者の世界では誰もが知っていることになってきていますが,読み書き障害の世界ではあまり知られていないかもしれないと思い,テキスト読み上げ機能のある携帯電話のご紹介です。 ドコモから発売されている「らくらくホン」シリーズには,すべての機種に読み上げ機能が標準搭載されています。文字が読めなくても,携帯電話がメールや画面の操作項目などを,すべて音声で読み上げてくれます。 視覚障害者向け,として開発された携帯電話ですが,ディスレクシアなど読みに困難のある人々にとって役立つものです。 それから「詳細読み」といって,文字入力をするときに例えば「発達」と入力したとき,「はったつのハツ,そくたつのタツ」と読み上げて,漢字が正しいかどうかの手がかりを示すといった機能もあります。 ドコモのらくらくホンのサイトは以下にあります。らくらくホンシリーズには高機能なものから簡易版までいくつものラインナップがありま
そもそもの始まりは怒りでした。どうにも収まらない怒りの感情から、突発的にテントを建ててストを始めてしまいました。これまで労働運動というものに全く無縁だったこともあり、1ヵ月がすぎた今、自らの浅慮によって多くの方にご迷惑をかけてしまったこと、深く反省しています。特に自分の職場のスタッフの方々、お世話を受けた方に対しては、事前に何の相談もなくこのようなことを始めたこと、結果として予期せぬ事態を招いてしまったことに、申し訳なさでいっぱいで、どう謝ってよいかすらわかりません。 そして、同じ京大で働く非常勤職員のみなさんは、私たちの運動のやり方にたいへん違和感を覚えられたことと思います。私たちは私たちなりに真剣にやったつもりですが、そのとばっちりを受けて苦情の対応までして頂いた京大職員組合の方々、はじめに電気を引かせてもらった管理者の方、卒業式にクスノキ前での写真撮影を楽しみにしていた方々など、ご迷
本名を名のって見えてきたもの 同胞保護者連絡会 髙 用 哲 はじめに 私は、今年46歳になりますが、本名だけで生きるようになったのは、4年前の2000年6月に生野区役所に行って通名を抹消してきてからです。それからは「コ・ヨンチョル(高用哲)」という名前一つで生きるようになりました。どのようにしてそうなったのか、その後の4年間はどうかという体験を話していきたいと思います。 俺の田舎は大阪や まず小さいときの気持ちから話させて頂きます。私はいま韓国の国籍を持っています。父母とも一世で私は二世です。生まれたのは東成区で、小学校、中学、高校と日本の公立学校に通いました。物心ついたときから自分の名前は「髙島英男」という名前でした。兄や姉からは「ひでお」、ともだちからは「たかしま」とよばれて、それが自分の名前だと思って生きていました。自分が朝鮮人だと自覚しはじめたのは、はっきりはしませんが、4~5年生
森達也(もり・たつや)『死刑』朝日出版社 この本を よんでいて、どうしても かきたくなりました。 2006年12月の時点で、全国の教誨師の数は総計1551人。そのほぼ7割は仏教系の僧侶で、残りの3割強を神道系とキリスト教系が占めている。(185ページ) 教誨師は なにをするのか。 徳性の育成を目的とする教育活動。つまり受刑者の改悛や反省の手助けをして、社会復帰するときのために矯正することだ。でも教誨師の使命はそれだけではない。広辞苑には「刑務所で」と記述されているが、例外的に拘置所にも出入りする。死刑囚への教誨だ。(185ページ) 死刑囚は、「心安らかに吊るされるために教誨を受けるのだ」(185-186ページ)。 森達也は、教誨師のTさんにインタビューしています。 死刑囚は半分以上が教誨を受けています。一回につき30分から40分。基本的に僕はしゃべらない。聞くばかりです。できるだけ聞く。そ
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