1995年、阪神淡路大震災のおり、在日外国人のため災害情報を多言語放送したことをきっかけに神戸市長田区で発足したコミュニティ放送局『FMわぃわぃ』。 けっして利益に走らず約20年もの間、国内外の災害支援や地域共生に尽力してきた気骨ある放送局だ。 そのFMわぃわぃが今、存続の危機に瀕している。 長年の放送で老朽化した機材がとうとう故障してしまったのだ。 機材の新調に必要な費用は少なく見積もっても300万円強……ただでさえ苦しい運営状況のため、自己調達することは不可能。 ファンや関係者によって支援を呼びかける声が広がっているが未だ先行きの見通しは立っていない。 FMわぃわぃ運営スタッフの田口さんにお話をうかがった。 筆者:FMわぃわぃさんは日本でもかなり早い時期に多言語放送に取り組まれた放送局として有名ですね。 田口:神戸市長田区は住民の10%が在日外国人なんですが、阪神淡路大震災の時に言葉の